最も多い質問は、「Journey(交流)」についてです。
これには、「異なる国でのホームステイ(渡航交流)」と「海外の会員の受入(受入交流)」の二つがあります。
渡航交流に参加する人々をFFではアンバサダー(民間大使)と呼び
そのアンバサダーを受け入れる人をホストファミリーと呼んでいます。
FFの精神を理解する会員だからこそ、見知らぬ国からの、見ず知らずの人々を、
まるで家族のように温かく迎えてくれたり、迎えたりする事が出来るのです。
下記のリンク先をクリックすると具体的なQ&Aを見る事が出来ます。
1.異なる国でのホームステイ(渡航交流)
2.海外の会員の受入(受入交流)
異なる国でのホームステイ(渡航交流)
1)ホームステイ先はどのように決まるのですか?
アンバサダー参加申込書の条件と受入側の条件があうように、受入クラブがホストファミリーを決めます。
受入先が決まったら皆さんは、ホストに簡単な自己紹介や写真をメール等で交流し、
渡航前に、お互いに親しみが増すようにします。
2)ホームステイはどのように始まるのですか?
アンバサダーは訪問地に到着後、出迎えのホストファミリーと対面し、それぞれの家庭に向かいます。
そこからは十人十色の家庭単位の生活が始まります。
ホストファミリーは善意の奉仕活動で皆さんをお世話して下さいます。
ホスト家庭の真心を掴むとともに積極的に交流し、オープンな気持ちを持つように心がけましょう。
3)ホームステイをどう過ごせばよいのですか?
出来るだけ多くの時間をホストファミリーと過ごしましょう。
日本の家庭、テレビの事、食事の事、自分の趣味など、身近なおしゃべりで糸口を掴むと良いでしょう。
4)ホームステイのマナーがあれば、教えてください。
下記に大事な項目のみ数件列挙しますが、詳細は「ホームステイのマナー(下記)」を参照。
・ 常に感謝の気持ちを“Thank you”を忘れずに!
・ 積極的に話す。
・ “Yes” “No”をはっきりと。
・ 自分の事は自分で。
・ 家事の手伝い(食事の後片付け掃除など家族の一員として当然行う事)
・ 部屋のドアは通常少し開けておく
(自室のドアは、着替えや寝る時など どうしても閉めておきたい時以外は、少し開けておきます)
・ 何時も清潔に。
5)トラブルが起きた時はどうすれば良いですか?
自分が悪ければ必ず謝る。心から詫びる気持ちで、きちんと訳を話し解決するよう努力する。
並行して、トラブルの内容を渡航交流の責任者(交流委員長)に連絡・相談する。
6)お土産はどうすれば良いですか?
一家族50ドルくらいが良いでしょう。高価なものより心のこもった、かさばらないものが適当。
出来れば自分の手作りのもの、アイディアのこもった物が喜ばれる。
滞在中はたくさんの人に会う機会があるので記念に差し上げられるような、ささやかなものを多く用意すると役にたちます。
7)他に留意すべき事がありますか?
・Thank youカード: ホスト家庭を出る時に、自室に ” Thank youカード”をさりげなく置いてきたら、ホストファミリーは感激します。
日本製や手作りだったら、もっと喜ぶでしょう。
帰国してからは、お礼のメールを出した方が良いでしょう。
・日本についての知識 : 私たちは日本について改めて聞かれると、意外に答えられないものです。人口、自然、文化、歴史、教育、政治、都市などの中から、少し勉強しておくと慌てないで済みます。
・何か一つ特技があると便利 : 折り紙、あやとり、お手玉等の遊び、
武道やスポーツ日本料理、楽器、歌、奇術、茶道、生け花、日本舞踊など披露したら喜ばれます。
・荷物 :自分で持運び出来る事が大原則。
海外の会員の受入(受入交流)
- 外国からのお客様(アンバサダー)の受入は どのようにすれば良いのですか?
言葉や習慣の異なる外国のアンバサダーの受入を初めて経験する時は、とても心配になりますが
親戚の人や友人を迎えるような気持で、思いやりのある柔軟な対応をすればよいのです。
私達のありのままの生活、普段着の日本を紹介するのがFFのホストファミリーの役割です。 - 英語を話せないのですが?
「英語を話せる」ことが絶対条件ではありません。
人間同士としての礼儀を欠かさない事の方がはるかに大事です。 お互いに対する思いやりや笑顔が、私達の共通言語です。
また辞書、身振り手振りなどを使いながらのコミュニケーションも楽しいものです。 - 仕事の都合でお世話出来ないのですが・・・
「デイホスト」といって、昼間のお世話をしていただく方をお願いしますので、ご遠慮なく申し出てください。 - 「受入」にはどんな部屋を用意したら良いですか?
部屋は狭くても良いですから、個室を用意してあげて下さい。
部屋には、引出しを一段とか、洋服ダンスの一部など、物を入れる場所を準備してあげましょう。
また、ハンガーと、それを掛ける場所も必要です。 - 家庭に到着後 最初にすべきことは?
部屋に案内したあと、キッチン・トイレ・洗面所・お風呂場などを案内し、使い方などを説明してあげましょう。
シャワーを使う時間等 家のルールがあったら、この時にきちんと相手に伝えておきましょう。 - どんな食事にすれば良いですか?
特に、日頃の食事と違うものを準備する必要はありません。
私達の日頃の食事を共にすることは、日本の文化を理解してもらう事でもあります。
ただ、何か一品食べなれたものを食卓にのせるのも一つの工夫です。 - 宿泊費や食費等の経費はどうなるのでしょうか?
「アンバサダー(民間大使)」には、宿泊費、食費の負担を求めない事になっています。
このことは、私達が渡航した時も同じです。
但し、特別な活動に参加する場合、例えば施設の入場料、文化体験の費用等は、相手の同意を求めて負担してもらいます。
いずれにしても、経費の負担が過重にならないようにします。 - 滞在中はどんなスケジュールですか?
滞在中のスケジュールの例です。 5泊~7泊のホームステイが基準。1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 到着 家庭別行動 市内散策 バス旅行 パーティー 家庭別行動 出発 夕食 朝・昼・夕食 朝・夕食 朝・夕食 朝・昼食 朝・昼・夕食 朝食 ※バス旅行は、日本的な特色のある所。
例えば、FF大分の場合、阿蘇・熊本城、または別府・臼杵石仏などへ行きます。
※パーティーは、FF各クラブの創意工夫を凝らして行います。
FF大分の場合、持ち寄り(Potluck Party)です。 - お土産はどうしたら良いですか?
帰りにお土産を差し上げる事は結構ですが、あまり高価なものは止めてください。
日本人は外国人に理由もなく贈り物をしたがる傾向にあると言われています。
相手が 「どうして?」と考えるようななものはやめ、ほどほどにしましょう。 - 他に留意すべき事がありますか?
・アンバサダーの体調には、何時も気を配ってあげましょう。
初日は、長旅で疲れ 時差ぼけになっているかもしれません。また、慣れない環境での緊張の毎日で疲れるかもしれません。
体調によっては、せっかくのプランも取りやめる勇気を持ちましょう。
・思想、宗教などに干渉しない。
その国の民族の歴史、環境によって、人それぞれ異なる思想、宗教を持っている事はきわめて自然なことです。
これがお茶の間で話題になった場合、相手の立場を尊重し、干渉する事は止めましょう。
聞き上手になるという気配りをしてあげて下さい。
・入浴の仕方
入浴の仕方は日本独特です。 浴槽内で、石鹸を使ったり、お湯を抜いてしまわないように、
良く説明をしてあげる必要があります。
ホームステイでのマナー
なるべく多くの時間をホストファミリーと共に過ごすこと。
初めは話しにくいものですが、日本の家庭、テレビのこと、食事のことなど身近なおしゃべりで糸口を掴むと良いでしょう。
- “Thank you!” を忘れずに。……何かしてもらったら気軽に言うこと。
- 積極的に話す。……ペラペラでなくとも、ジェスチャ-を添えたり、絵を描いたり、辞書を引きながらで充分です。
積極性が大切。 - “Yes” “No” は、はっきりと。……いいかげんな“Yes”は良くありません。
分からなかったらゆっくり言ってもらうか、紙に書いてもらうようにしましょう。 - 自分のことは自分で。…部屋の掃除、ベッドメイク、洗濯などは当然自分でやるべきことです。
- 手伝い。…食事の準備、後片付け、料理の手伝い、買い物、掃除、芝刈り、洗車、庭の手入れ、プール洗い、水撒きなど、
お手伝いは義務と考えること。 - 遠隔地の遠出など、無理なお願いはしない。
- 自分の費用は自分で出す。……入場料、交通費(ガソリン代)、食事等
- タバコと酒 … タバコを吸わない家庭は勿論、吸う家庭でも、食事の時などは、許可を貰ってから吸うこと。
吸っても良い場所を確認しておくことも必要。
お酒は宗教上の理由などで飲まない習慣の場合もあるので、様子を見て節度のある対応をする。 - 自室のドアは少し開けておく事。着替えなどどうしても閉じておかなければならない時以外は……。
- ホストファミリーの前では日本人同士でも英語を話すよう心がける。
- 時間は厳守する。……翌朝の予定を前の晩に聞いておき、時間に遅れたりしないよう、気をつける。 小型の旅行用目覚まし時計を持っていくと便利。
- いつも清潔に。……バスルームは散らかさないように心がけること。
ひとつしかない場合は、他の家族との都合も考えて、タイミングよく使うこと。
トイレも一緒になっている場合は、特に注意すること。
洋式バスは、シャワーカーテンを浴槽の中に垂らして、水が外に撥ねないように気をつける。
濡れたタオルを部屋に持ち込んだりせず、どこに干したらよいか聞くこと。 - 日本人の曖昧な笑いは要注意。
- トラブルが起きた時。……自分が悪ければ必ず謝る。心から詫びる気持で、きちんと訳を話し、解決するよう努力する。
- 先方の電話を使う時は断ってから。……交換手に頼むと通話料金を知らせてくれるシステムがあるので、電話代を払う意志があることを伝えること。
- 洗濯物は乾燥機で乾かす地域があるので、どう干すか、まず聞いてから。
- 食事。…食べる時は音を立てないこと。テーブルの上に肘を乗せたり、頬杖をついたり、寄りかかったり、
また口に物が入っている時に、しゃべってはいけない。 - パーティの時は。…沈黙は美徳とはならない。積極的に話そう。
招待され、玄関に入るときは、まず最初に招待された御礼を必ず言う。
初対面の人には簡単な自己紹介をし、話のきっかけを作るといい。 辞去する時もお礼の気持を述べること。
服装は必ずしも正装しなくても良いが、あらかじめホストファミリーに聞いておいた方が良い。
いつもショートパンツにゴムぞうりという訳には行かない。
男性ならネクタイにジャケット、女性ならワンピース程度の物は用意すること。
和服は大変喜ばれる。